合田昌文氏著「中世合田氏ノ跡(平成12年3月25日発行)」
ある日、書籍小包が届いた。差出人は合田昌文氏であった。存じ上げない方である。封を切ると、其処には、「中世合田氏ノ跡」という書冊が入っていた。合田氏に関しては、元寇(文永の役、弘安の役)で活躍した合田五郎等の武将に関する知識は持っていた。然し、手元に原文書が伝わらない、遥か遠い人であった。当時の私は、母方の武士団に関する史料を纏める作業に従事していた。此方は、直系で、古くからの文書があった。そんなことで、折角の氏からのご好意に応えることが適わなかった。漸くにして、眼前の作業が終わり、亦、確かな文書を自身の手に所持しない中世の合田氏へも、今ならば近づけるのではないかと思うようになった。優れた先学である合田昌文氏の導きによって、私も、中世合田氏の事跡を探る旅に出ることにした。
合掌。
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